竹の研究に没頭

【悩んでいる方に試してもらえるために】
ずっと竹酢液にこだわったスキンケアの研究開発を行ってきましたが、竹酢液には独特の燻製のような香りがあり、この特有の香りが苦手なお客様は、効果を実感されるまでもなくご使用を断念される方が少なくありませんでした。

そんな中、一人でも多くの方に実感していただきたいという思いから、2004年に竹酢液のもつ特有の香りを軽減する方法についての研究を始めました。

ところが研究を開始して11年の歳月が経過した2015年、「特有の香り成分=有効成分」であることが判明し、効能を損なわず香りだけを完全に除去することは不可能であるという結論に至りました。

それでも、竹には必ず薬効成分が存在するはずだという強い想いから、新しい抽出方法を探す研究を自宅台所で開始しました。

2017年に新しい方法で抽出した竹エキスを自分自身の症状に試した際の結果から、一定以上の効果があると確信を持つに至りました。

【ある論文との出会いとIL-33】
そんな時、アトピー性皮膚炎について書かれた論文の存在を知り、患者さんの皮膚(角化細胞)にはIL-33というサイトカインが異常に多く存在していることを知り、新しく竹から抽出したこのエキスがIL-33に影響を及ぼしているのではないかと仮説をもつに至りました。

そこでこれらの仮説の検証に必要な実験方法を求め、IL-33についての論文を探し始めました。約2年がかりで予測していた結果示す実験データを得ることができました。

そして第三者機関による更なる実証実験を経て、2019年3月「IL-33の発現抑制剤の製造方法」で特許を取得致しました。

今後は外部機関との連携及び共同研究を視野にいれながら、薬効成分の特定及びメカニズムの解明を目指してさらならる研究の続けてまいります。

近年、繁殖力が強い孟宗竹が全国で増殖し既存の植生が破壊されるという「竹害」が問題視されています。竹林面積が増えることで、地震や水害に弱い地盤となり土砂災害の危険性が増します。竹の薬効成分の研究により、増えすぎた竹を有効に活用できる1つの方法として、社会に貢献できるのではないかと期待しています。

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