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「酒さ」と「酒さ様皮膚炎」の違い

「酒さ」は2種類あります

最近、「酒さ」という症状のご相談を頂くことが多くなっていますが、正しくは「酒さ様皮膚炎」でいらっしゃる方が多いようです。

多くの方は病院で「酒さ」と診断された際に、はじめて聞く病名のためスマホで検索して詳細を調べる方が多いのではないでしょうか?

このとき「酒さ」と入力してしまうと、実際には「酒さ様皮膚炎」であるにもかかわらず「酒さ」の情報が表示されて、その情報をもとに治療方法や必要なケアを調べていたとおっしゃるご相談者様が多いようです。

酒さとは

鼻や頬、あごに現れる、毛細血管の拡張を伴った発赤が特徴の慢性的な炎症で、多くの場合は原因不明とされています。

症状としては、次のようなものが挙げられます。

  • 赤ら顔
  • 毛細血管の拡張
  • 隆起したブツブツ
  • 化膿したニキビ状の発疹

基本的にはかゆみはほとんどなく、あっても軽度で、どちらかというと発赤による肌の乾燥やヒリヒリしたような痛みやツッパリ感があるとされています。

酒さ性皮膚炎とは

長期間にわたるステロイドの使用が原因とされており、顔面に酒さのような症状が現れます。

ステロイドを中止または減量していく必要があるのですが、中止(減量)による離脱症状が現れるため激しいかゆみや炎症を伴い、2つの症状に対処する必要があります

・酒さと同様の症状
・ステロイドで抑えていたもともとの症状(炎症)

かゆみ・ほてり感を緩和するために

酒さ様皮膚炎になった際は、肌表面に油膜を形成する油性クリームや軟膏は 閉塞性があるため 発赤やほてり感を強くしてしまうため控えることがおすすめです

弊社では、油分の少なくほてり感をクールダウンしてくれる「コンディショニングジェル」や「ミストローション」でしっかり水分を補っていただくことをおすすめしています

その後、乾燥する場合は「お肌やわらかクリーム集中ケア」を少量づつ重ねていただき、日中の乾燥やほてり感にはミストローションを都度噴霧してみてください

ガサガサやツッパリ感を感じていても、保湿に重点をおいたケアをすると表皮に拡張している毛細血管が影響をうけて、かゆみや発赤の原因になってしまいます

炎症と毛細血管の拡張を鎮めることが優先することが必要です

肌がパリパリにつっぱたような乾燥状態を 一定期間乗り越えて頂く必要があるのが 多いかと思います