今週いただいた手肌のご相談をご紹介します。
手の甲がガサガサを通り越して、ゴワゴワで象の肌のように分厚くなっていて手のひらには水疱もあってかゆみがつらいとのこと。
さらに指にはひび割れもあって、入浴中に我慢できないほどのかゆみにおそわれたり、就寝中も目が覚めてしまうとご相談でした。
お写真を拝見してすぐに思ったのは、「手袋が原因かも!?」ということ。
一般的な手荒れの場合、手の甲側より手のひらや指先から始まっり、ひどくなることが多いのですが、この方は明らかに手の甲側がつらそうでした。
お使いになっている手袋の素材や使用頻度について詳しくお伺いをし、まずは何より手袋の種類を切り替えていただく必要があることと、その根拠について学術的な情報とともにお知らせしました。
そのうえで、スキンケアでおすすめの方法をご案内しました。
手荒れといえば、クリームでとにかくしっとりさせようとされる方が多いと思うのですが、多くの方が保湿クリームを塗った直後のかゆみに悩んでいらっしゃいます。
一般的な手荒れであればそれでいいのですが、しっかりクリームを塗っても長く症状が続いてる場合は 必要なケアが違っている可能性があります。
クリームを塗ったあとにかゆくなるなら、そのケアは一旦控えましょう。
このご相談者の方にご案内した方法は次の通りです。
- ケアの前にたっぷりの水で洗い流します。
保湿をするとかゆくなる方は、ケアを始める前に手を水道水で流すひと手間をプラスしてください。そして、軽く手肌の水滴を拭いたら水分が残っている状態で保湿剤を塗布します。これだけで随分違うと、驚かれる方続出です! - 次に「お肌やわらかクリーム集中ケア」を塗布します。
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この時のポイントは、”たっぷり多めに”。塗布した直後に肌に浸透する成分のクールダウン効果が肌状態をひんやり整えてくれるから、量が足りないと、効果が十分得られない場合があります。ベタつきそうと思うくらいの量でも浸透します。浸透した後には保護成分がしっとり感にかわります。量が少ないと肌表面に均一に残る保護成分が少ないので乾燥してしまいます。
- パックリやゴワゴワ部分には集中リペアクリームを塗布。
塗りこむのではなく、気になる部分を覆うように塗布してください。お休み前はとくにしっかりと、お使いください。 - 乾燥するなら、ローションをプラス。
それでもすぐに乾燥してしまう場合は、ローションをプラス!
(2)のお肌やわらかクリーム集中ケアの前に、モイストリペアローションをプラスします。手を洗ったら乾燥する前に塗布するのがポイントです。