(編集中) アトピーシェアNews Vol.19

「手の水疱」にお悩みの方へ モニターテスト予定しています

今年もやってきました「手湿疹」の季節

あたたかくなり、今年も手湿疹が本格化する季節が目の前までやってきました。

乾燥する季節と違って、この時期の悪化は空気の乾燥が原因ではないため、市販のハンドクリームで保湿をしても良くならず、それどころかかえって悪化してしまうという方が増えています。

一般に「手荒れ」といえば冬に多い症状ですが、手に水泡ができる「汗疱」(異汗性湿疹)と呼ばれる手湿疹は、毎年4月後半から9月前半ごろの、紫外線が強くなる季節に再発・悪化を繰り返すという特徴があります。
春から夏にかけて悪化する方は、できるだけ軽症で乗り切れるように、今の時期から対策を心がけましょう。
水泡ができる手湿疹の場合は、水泡ができ始める原因になる「隠れ炎症」をとにかく起こさせないことが大切です。

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春~夏にかけての手湿疹対策

「手の水疱」モニターテストを実施予定です

この季節に手湿疹が悪化する方に向けて、「手の水疱」にお悩みの方を対象としたモニターテストを実施予定です。
春から夏にかけて手湿疹が悪化する、毎年この季節が来るとつらくて憂鬱になる、という方はぜひご応募ください。

ご参加要項につきましては、詳細が決まり次第、HP上や、LINE配信などでご案内させていただきます。
ご希望の方は、どうぞお見逃しなく!

※モニター募集は現在は終了しております。

スキンケア教室 ~すぐに試せる!肌悩みのための簡単ケア~

LECTURE 10 : 手にクリームを塗るときは、塗る前に水で手を洗ってみて!

前に塗ったクリームの成分が残ったままで新しいクリームを塗ると、保護効果のために肌表面に残っている成分が過剰になってヌルツキやベタツキの原因となり、かゆみを誘発しやすくなります。
クリームを塗る前は、水道水で20秒以上手肌を流してから塗りましょう。

クリームは10円玉大の少し多めを伸ばします。
最初はヌルつきが気になりますが、塗りこまず自然に浸透して肌表面のクリームが保護膜にかわるのを待ちましょう。
軽く拭いた後、少し水分が残っている状態で塗布するのがポイント。

【重要】浄水器の水やミネラルウォーターではなく、水道水で!

手を洗う時は、黄色ブドウ球菌の増殖を防ぐため、適度な塩素が入っている普通の水道水で洗う方がベターです。

その症状、もしかしたら光線過敏による「多形日光疹」かもしれません!

毎年3月を過ぎたあたりから、紫外線が強くなりはじめます。
この時期から春先にかけて、手や腕、頭皮、おでこ、顔、首など、 露出部に発疹ができてしまった方はいらっしゃいませんか?
「花粉の影響」と診断される方が多い中、見落とされがちなのが光線過敏による「多形日光疹」と呼ばれる症状です。

「多形日光疹」とよばれる症状をご存じですか?

「多形日光疹」とは、紫外線が急に強くなる季節に体の免疫力がついていけず、光線過敏によるアレルギー反応を起こす症状です。
主に、日光にさらされやすい肌の露出部分に発症し、かゆみや発疹などの症状をひき起こします。

①紫外線アレルギーではありません
光線過敏と聞くと太陽光に対するアレルギーだと思われがちですが、紫外線そのものにアレルギーがあるわけではありません。
多形日光疹では紫外線を受けた皮膚内でアレルゲンがつくられ、このアレルゲンが原因で症状が起こるといわれています。

②すぐに症状が出るとは限りません
紫外線を浴びてすぐに症状がでるとは限らず、数時間~翌日になってから現れることもあります。
海や山など特別なお出かけをしていなくても、日常生活の中で浴びた紫外線でも起こります。

③浴びていない部位にもひろがります
通常は2週間ほどでおさまってきますが、この間に紫外線対策と正しいケアを怠ると、紫外線を浴びていなかった部位にまで症状が広がってしまうことがあります。

④徐々に症状が起こらなくなってきます
ずっとアレルギー症状が続くわけではありません。
例年では、紫外線(UVA)が強くなり始める4~5月頃に発症する方が多いのですが、 徐々に紫外線に耐性ができる(=慣れる)とアレルギー症状が起こらなくなってきます。

早めの対策を心がけましょう

多形日光疹の予防には、原因である日光を遮ることが重要です。
できる限り肌の露出は避け、日傘や日焼け止めなどで日焼け対策をしながら少しずつ紫外線に慣らしていきましょう。
日焼け止めは、UVAを防ぐ効果を表す「PA」値が高いものを選ぶことがポイントです。

汗疱(異汗性湿疹)と多形日光疹

手湿疹といえば 水泡ができる方が多いので、汗疱(異汗性湿疹)か、紫外線による多形日光疹なのか判断が難しいですね。
そこで簡単に見分ける方法があります。それは、手のひらの症状です。
掻き続けていると、徐々に手の平側に炎症が広がってしまうことはありますが、最初に発症したときに、手のどちら側にどのような症状があるかがポイントです。
手の甲側の症状がひどい方は、紫外線対策が必須です。

「突然、手に現れる多形日光疹について」詳細はアトピーシェアに掲載中
https://atopi-share.jp/rescure/article_res20210815_1/