汗による肌の不調

食品と汗の成分の関係!?

私たちは体温が上昇すると汗腺から汗をかいて体温調整をしています。うまく機能している汗腺では、血液からミネラル(塩分)と水分が取り込まれて、体に必要なミネラルは血液に再吸収され、わずかなミネラルと水分が汗として排出されます。

ところが、汗腺の機能が衰えていると、ミネラルが再吸収されず水分と一緒に汗として排出されてしまい、かゆみを引き起こす原因になります。さらに、ミネラルを多く含む汗は肌悩み悪化の大きな要因である黄色ブドウ球菌が増えやすい環境を作ってしまいます。

汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺があり、エクリン腺から分泌される汗がミネラルを含む汗を分泌しています。

一方、アポクリン腺から分泌される汗に含まれているタンパク質が稀にアレルゲンになる場合があるといわれています。

汗アレルギーを起こす方の汗には、ニッケルという金属が多く含まれていて、ニッケルによる金属アレルギーの可能性も指摘されています。ニッケルを多く含む食品を汗の季節は控えてみましょう。