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アルコール消毒と手荒れ

荒れた肌につらいアルコール消毒

夏に悪化される手の水泡に対して、年末から今の時期に悪化される方が多いのがゴワゴワ&パックリといった、乾燥や痛みを伴う症状です。

とくに今年はアルコール消毒の影響で深刻な方が急増しているようで、連日ご相談をいただいております。

これまでは平気だった方も、今年は手荒れが酷くてハンドクリームを重ね塗りしても保湿が追いつかなくて…というお声を多く伺っています。

やっかいなのは、乾燥がひどい状態をしっかり保湿しようと高保湿をうたった油性クリームを塗ると、かゆみが誘発されやすいこと。

乾燥して痛かった症状が、クリームを塗ることで突然かゆくなるという方は少なくありません。

繰り返すアルコール消毒によって、角層のバリアが破壊されてしまうことでこれまで平気だった素手での水仕事やペットとの接触でさえ炎症やかゆみなどの刺激を感じたりしてしまいます。

年末まで調子のよかった私も、急に愛犬に触れると痒みを感じることがあります。そんな私が実際に行って、効果があった方法をご案内しますので是非お試しください!

手順一覧

1

手を水に30秒ほど浸す

2

必要な部位に竹酢液でできたジェルを塗る

3

集中リペアクリームを塗る

4

綿手袋を装着する

手を水に30秒ほど浸す

このとき「水」であることがポイント!

手荒れがつらい方は、痒みを抑えるために保冷剤などを使って冷やす方が多いのですが、保冷剤で直接冷やすと血管が収縮してかゆみは一時的に楽になってもやめると急激な血流回復が起こり、かえって手がホカホカしてしまい痒みが再発してしまうことがあります。

痒みがつらい場合は、氷をいれるなどして若干冷たいと感じる程度の冷水に手を浸してください。

冷たすぎると逆効果なのでご注意を!!

又、水に浸すことで角層に水分が浸透して次に使うクリームの刺激をやわらげる相乗効果が期待できます。

必ず冷やすだけでなく、水に浸してください。今の季節なら、水道水で十分冷たいと思います。

必要な部位に竹酢液でできたジェルを塗る

肌に湿り気が残る程度に、軽く手を拭きます。この時、肌に湿り気を残すことがポイントです。

痒みや炎症が気になる部分には、このタイミングで竹酢液でできたジェルを少量なじませておきます。

集中リペアクリームを塗る

次に「集中リペアクリーム」をチューブから1cm程出して指の甲側を中心に一気に塗り伸ばします。

時間がたつと、伸ばせなくなるので手早く伸ばしましょう。

綿手袋を装着する

パックリ割れなどがあると、ここで絆創膏を貼りたくなりますが代わりにゆとりのある綿手袋を装着します。

10分~20分すればクリームが肌になじんだら、手袋は外しても大丈夫です。