手湿疹(汗疱)の改善に役立つ様々な情報を全5回でご案内します。
- 第1回 最初に確認して頂きたいこと
- 第2回 基本的な使用方法
- 第3回 専用ケアの使い方
- 第4回 手肌悩みの原因と対策
- 第5回 再発を防ぐ、手肌ケアのポイント
手湿疹(汗疱)の改善に役立つ様々な情報を全5回でご案内します。
第1回でご案内させて頂きました、「最初に確認していただきたいこと」はご覧いただけましたか?
該当される内容や気になる項目はございましたか?
ご相談頂く方に同じようなご案内をさせていただいた際に、
「でも、発症する前から同じ手袋を使っています」
「ジェルネイルは、発症するずっと前からやっています」
というご返信をいただくことがあります。勿論、理解したうえでお伝えしています。
手袋が原因の方も、手袋を最初に使用した時に手湿疹を発症される方は、殆どいらっしゃいません。
何らかの理由で手肌のバリアが破壊された部分ができて、そこから少しづつ原因物質に曝露されることによって 免疫の反応がはじまります。
「手袋が原因 = 使ってすぐ起こる」ということではありませんし、「手袋の使用を中止したら すぐに楽になる」という単純なことも残念ながらありません。
ご覧いただいている多くの方は、長い間つらい状態を繰り返された方が多いかと思います。
是非、根気よくケアを続けていただき、手肌のことを気にしなくなる日を目指して頂ければと思います。わからないこと、不安なこと、ご心配なことなどございましたらお気軽にご相談ください。
では、レスキュー講座 第2回のスタートです!
1.少し冷たいと感じる程度の水で手を洗う
実は、手の水泡は水に浸すだけで楽になることがわかっています。
水道水(←これもポイント)で肌表面を洗い流してからクリームを塗ると、かゆくなりにくいので、是非お試しください。
氷水のような冷たい水は、後で血行がよくなってしまいかゆみが、ぶり返してしまいますのでご注意ください。テレビを見ながらの手浴もおすすめです。
2.お肌やわらかクリーム集中ケア
ハンドクリームのようにお使いください。強く塗りこんでしまうと刺激になってしまうので、やさしく伸ばして自然に浸透させてください。
みずみずしい使用感で、塗布するとス~っと吸い込まれるように浸透します。しかも、しばらくするときちんとしっとり感が残ります。
このクリームの最大の特徴は、しっかりとしたクールダウン効果と保湿効果が同時に実感できること。塗布した直後に肌に浸透する成分にクールダウン効果がありますので、より高い効果を感じて頂くためには、たっぷり塗布していただくことがポイント。
「ベタベタしそう・・・」と思うくらいの量をぬってみてください。塗り広げていると、全部浸透してしまいます。量が足りないと、クールダウン効果が半減してしまう可能性があります。
又、浸透した後に残る保護成分がベタツキのないしっとり感を生むことで乾燥を防いでくれるので、塗布量が不十分だと肌表面に均一に残る保護成分が少なくなり保湿力も不足する場合があります。
ゴワゴワ部分や、細かな傷が気になる部分には、浸透してからもう一度重ね塗りして頂くとさらに効果がUPします。
ミストローションを噴霧する
クリームを塗ると悪化する場合や、かゆみが強くなる場合はミストローションを噴霧して浸透さてから、お肌やわらかクリーム集中ケアを塗布します。
クリーム塗布後にかゆみを感じる場合は、クリームの上からミストローションを塗布してください。
日中にクリームをこまめに塗れない場合は かわりに噴霧していただくことがおすすめです
3.集中リペアクリーム
ひび割れ部分や お肌やわらかクリーム集中ケアだけでは 乾燥する部分に 併用してください
浸透を抑えたパテのようなクリームです。塗りこむというよりも 患部を覆うように塗布してください。
現在お使いのステロイドは、急に減量(中止)をされるとリバウンドを起こす可能性が非常に高いので、すぐに減らしたり中止されないようにお願いいたします。
荒れてしまった表皮は どんなに保湿でしっとりさせても、もとのきれいな肌に戻ることはありません。
新しい肌がうまれてくると、炎症があった部分はガサガサになって剥がれます。
私たちはこの状態を「枯れる」と表現しています。ケガをした際に、カサブタができてやがて剥がれ落ちてきれいな皮膚になることと似ています。
過剰な保湿はかゆみを誘発しますので、必要最低限にしてください。クリームよりもむしろ、ミストローションをくり返し塗布したほうがラクになるという方が多いです。
まるで脱皮するようにボロボロと皮が脱落するように、はがれることもありますが絶対に無理にはがさないでください。
かゆみや炎症が悪化していなければ、皮がはがれてくる状態はよくなる過程の1つの可能性があります。
最後までお読み頂き、有難うございます<m(__)m>
第3回レスキュー講座は、「専用ケアの使い方」をお届けします。
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